ホテル業界ニュース20180601

■インターコンチネンタルホテル大阪(大阪市北区)の「ノカ ロースト&グリル」では、6月29日から、金・土・日・祝日限定で、「ピーチスイーツブッフェ」を開催する。
同ホテルのペストリーチームが季節ごとの異なるテーマで提案する、人気のスイーツブッフェ。今回は、初夏から夏にかけて旬を迎える「桃」をテーマに、様々なアイデアが溢れるスイーツが楽しめる。ブッフェ台を飾るのは、桃風味の紅茶をスポンジに染み込ませた「ピーチオペラ」、しっとりしたケーキにジューシーな桃の果肉を合わせた「ピーチタルト」など全37種類のスイーツ。モチモチのピザ生地に桃をトッピングした「ピーチサワードゥピッツァ」、抹茶を生地に練りこんだ「抹茶のクレープとピーチコンポート」など、今回初登場となるスイーツにも注目。また、館内のレストラン・バーでも、桃を使ったアフタヌーンティーセットや、スイーツ、カクテルなどのメニューが楽しめる。9月2日まで。

ウェスティンホテル大阪(大阪市北区)では、赤すぎるブッフェが開催されている。
ブッフェ台が一望して真っ赤に染まる「アマデウスマルシェ x THE RED」は、夏に向けて食欲増進効果を狙った企画。
リコピンを含むトマトや赤パプリカ、飲む輸血と言われるほど鉄分を含むビーツなどをフードメニューに、いちご、ラズベリーをスイーツに多用し、「赤い料理」を実現。「黒や緑などの色をテーマにしたブッフェがおこなわれている背景を踏まえ、エネルギッシュな夏を連想し「赤」でいくことにしたという。食欲を増進する効果がある赤で、ヘルシーなラインアップとなっている。インスタ映えする企画でもある。
約50種類の野菜やトッピングが並ぶサラダコーナーには赤い野菜や赤いドレッシング、真っ赤なスムージー、真っ赤なティラミスなどがブッフェ台に並ぶ。パスタとメインディッシュは1種類ずつ選べるスタイルとなっており、ビーツのクリームソースをからめた赤いパスタ、ハンバーグのソースもボルシチ(ロシアの赤いスープ)をベースに赤いソースなど。昼は3,950円、夜は6,000円、8月31日まで。

ルグラン軽井沢ホテル&リゾート(長野県北佐久郡)が7月20日にグランドオープンする。
ベルーナグループ最大級の高級リゾートホテルで、大自然に囲まれた約7万坪の広大な敷地の中には、ホテル本棟をはじめチャペルやバンケットがあり、日常と切り離された特別な結婚式を演出することができる。
宿泊施設は「ホテル本棟」「ヴィラスイート」「山の上スイート」の3タイプがあり、部屋ごとに異なる景色が楽しめる。展望デッキからは浅間山が一望でき、軽井沢の大自然を感じられるホテルとなっている。軽井沢エリアでは珍しい天然温泉施設も備えており、さまざまな角度から楽しめるリゾートホテルとなる。

ホテル日航熊本(熊本市中央区)では、熊本市現代美術館で6月30日から開催される「蜷川実花展-虚構と現実の間に」を記念したメニューを販売する。
同ホテルと熊本市現代美術館は、同じ建物であるびぷれす熊日会館に位置し、これまでにも「日比野克彦展」、「草間彌生展」など、数々の企画展でコラボレーション商品を販売、提供してきた。今回のコラボは、パティシエ・バーテンダーが蜷川氏の作品から受けたインスピレーションを、試作を繰り返しながら表現したもので、記念メニュー「nina flor~ニーナ・フロール~」は、蜷川氏の独特な色彩をレアチーズムース・ノンアルコールカクテルに表現した。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル(神奈川県川崎市)が開業した。
使用済みプラスチックから作った水素を電源や熱源として活用する”水素ホテル”で、ホテル全体のエネルギーの約3割を賄う計画。
羽田空港に近く、川崎市などが研究施設の誘致を進める国際戦略拠点「キングスカイフロント」に立地する。水素は約5キロ離れた昭和電工川崎事業所で製造。パイプラインでホテル敷地内の燃料電池に供給し、エネルギーとして使う。廃プラ由来の水素を利用したホテルは世界初とのことで、ホテルで使われた歯ブラシやくしなどのプラスチック製品もエネルギーに還元して、環境保全に貢献したいとしている。5階建てで客室数は186室。

吉祥寺第一ホテル(都内武蔵野市)では6月19日、2018ロシア・ワールドカップのパブリックビューイングを開催する。
対象試合は同日21時キックオフ予定のコロンビア代表vs日本代表戦で、イベント会場は同ホテルの8F宴会場「天平」。ラグジュアリーな空間で多くのサッカーファンとともに観戦を楽しむことができる。また、イベントではMCを担当するフリーアナウンサーの野村明弘氏とスペシャルゲストの元日本代表FW永島昭浩氏がトークショーを実施。さらに、来場者全員に「Budweiserオリジナル缶クーラー」がプレゼントされる。

ENSO ANGO(エンソウ アンゴ)が10月15日、京都市内にオープンする。
ディスパーストホテル(分散型ホテル)という特徴をもち、5棟の点在した宿を1つのホテルとして運営する。5棟にはそれぞれの機能を持たせ、宿泊客が回遊することで地域に溶け込み、地域と一体感のある新しい旅のスタイルを提案したい考え。日本国内の都市部では今までにないタイプの宿だという。
各棟の大きさに合わせて部屋数は16部屋から86部屋までと異なり、レストランやバーなどの施設も分かれて設けられている。たとえばバーのない棟に泊まっていても、少し歩けばバーがある棟にたどり着くので、町とホテルが交じり合う感覚を楽しみながら、そこでお酒を味わえる。町を歩いている時の偶然の出合いや発見、コミュニケーションが楽しめる旅を提案する。陶作家・安藤雅信、アーティスト・日比野克彦、デザイナー・寺田尚樹、スイスのデザイン事務所アトリエ・オイが各棟でコラボし、京町家らしい要素を取り入れ、そこここにアートを配するなどして、居心地のよい空間をつくり上げた。名称の「ANGO」は、禅の「安居」(あんご)=「心やすらかに生活する」から、「ENSO」は、禅の言葉「円相」から名付けられた。
今後、各地に同じコンセプトのホテルをオープンする計画も進行中だという。

■ヒルトン東京(都内新宿区)の7階ルーフトップテラスでは、「天空のビアガーデン」が6月15日からオープンする。
「小江戸風」をテーマに、和傘や江戸時代の家屋をイメージしたフードコートを開放的なルーフトップに設置。思わず浴衣を着たくなるような、賑やかな江戸の町を思わせる装飾に、お祭り気分が高まる。会場には、全220席を用意。その内、一角を竹垣で囲い、靴を脱いで畳の上でリラックスしながら楽しめるVIP席も25席用意する。9月16日まで。

■マンダリンオリエンタル東京(都内中央区)では、「マンゴープロモーション」を実施している。
1階の「ザ マンダリンオリエンタル グルメショップ」では、看板アイテムで夏空に浮かぶ雲を彷彿とさせるケーキ「KUMO(くも)」が、香り豊かなマンゴーを使用した「KUMO マンゴー」として新登場。また、キノコのような丸い形からネーミングされた新商品のブレッド「ポップ」に、芳醇なマンゴークリームと角切りマンゴーを包んだ「マンゴーポップ」がお目見え。ほかにも、プリンやタルトなど、可憐なマンゴーアイテム5種がラインナップ。2階の「ヴェンタリオ」では、7月の日曜と祝日(1、16、29日)限定で、冷・温菜やメイン料理、デザートまでマンゴーを存分に堪能できる「マンゴーブッフェ」を初開催。38階の「オリエンタルラウンジ」では、予約制の「プレミアム マンゴーアフタヌーンティー」をお届け。すべてのセイボリー&スイーツアイテムにマンゴーを使用したプレミアムなアフタヌーンティーセットを用意した。8月31日まで。

イラクのサダム・フセイン元大統領がかつて所有していた船が、ホテルに生まれ変わることとなった。
「バスラ・ブリーズ号」は全長82mで、大統領専用のスイートルームをはじめ17の客室があり、シルクのカーテンなどが使われている。イラン・イラク戦争中の1981年に造られ、当時は空爆を避けるためサウジアラビアなどに停泊していた。結局、フセイン元大統領が乗ることはなかったという。2003年のイラク戦争で、フセイン政権は崩壊。フセイン氏は2006年12月に処刑された。イラク政府は3千万ドル(約33億3千万円)で売却しようとしたが買い手がつかず、南部バスラの港に出入りする船員のホテルや娯楽施設として活用することを決めたという。

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